仕事にやりがいを感じられる職場とはスタッフの人間関係がよい、給料が高い、成長を実感できるなど自身にとって何がメリットになるかや、利用者とのコミュニケーションや感謝の言葉を頂けるなど介護の仕事自体に楽しさや働きがいを感じられるということが挙げられます。
もちろん、これらに正解や不正解はありませんが、同じ職場で同じ仕事をしていても同じポイントでやりがいを感じられるものではなく個人の価値観によりどころが大きく影響するものです。この個人のやりがいに注目して積極的に取り組みをおこなう企業が増えてきたという現状があります。これはスタッフの職場満足度が作業効率やサービスの品質に影響し企業価値を高めることがわかってきたからで、単なる労働としてとらえるのではなく働くことを自己実現やライフワークと考えている人が増えていることも影響しています。
少子化による労働力の減少を踏まえてよりよい人材を確保しようとするのは介護や福祉の業界だけではありませんから、働きがいというのは単なる職業選択における条件ではなく、人生における大切な要素として重要視されているキーワードです。大切なのはスタッフがモチベーションを高く持ち主体的にいきいきと笑顔で働くことができる環境づくりです。チームで仲間と働くことの楽しさ、介護という仕事の素晴らしさを通じて感じてもらえるように職場発だけでなくスタッフ自らが成長したい、頑張りたいという思いをサポートしたりスタッフの多様な働きがいにアプローチしていくことが大切になります。そして、スタッフの一人ひとりが魅力ある環境そのものであることが重要です。