介護士を目指している人、介護士の資格を取ろうか迷っている人は、介護士の仕事にはどんなやりがいがあるのか知りたいと思っていることでしょう。心身ともに大変な部分があったとしても、やりがいがある仕事ならば続ける価値があります。長年経験を持つ介護士の方にアンケート調査をしたところ、「介護士の仕事のどこにやりがいを感じていますか?」という質問に対して一番多かったのは「介護のスキル・知識が得られる」という回答でした。家族や身近な人に介護の必要が生じたときに、介護の仕事を通して身についた知識や経験はすぐに役立ちます。仕事を通して私生活にも役立つ知識や経験が増えるのは、大きなメリットです。
「利用者さんやそのご家族の役に立てる」ことをやりがいと感じる人も多いようです。「人の役に立てている」と本当に心から実感できる仕事は、そう多くはありません。利用者の方やご家族から直接感謝の言葉をかけられたり、利用者の方たちの生活の質が向上するのを見ると、「介護の仕事をしていてよかった」と感じます。
「利用者の方から学べることが多い」こともやりがいの1つです。高齢者の方は、人生の先輩であり、ベテランの主婦・社会人・母親父親です。生活の知恵、人生を生きやすくするためのヒント、美しい年の取り方など、利用者さんの言葉や生き方から学べることはたくさんあります。介護の仕事をしていて、人生に対する見方や価値観が変わったという人は少なくありません。私生活も充実できることが、やりがいへとつながります。